2022年2月13日日曜日

離乳食嫌がりの理由

 生まれてちょうど半年の12月、予防接種にいつもの小児科さんに行くと、「離乳食は、どう??」とにこにこして看護師さんに聞かれた。

正直「え?」と思ったのだけれど、始めてるか始めてないかを聞かれているのではなく、進んでいるか進んでいないかを聞かれてしまい、離乳食のことなんて考えたこともなかった私は完全に返答に困った。困りを察して看護師さん、順調に発達してるし母乳も栄養なくなっていくし、いろんなもの食べさせてあげてね、と優しく送り出してもらった。

おかゆやらなにやらすりつぶしてちょっといよいよ離乳食スタート。普通に嫌がりつつも毎日ちょっとずつトライして、普通にちょっとずつ食べてくれるようになってきた。緑とのお昼ご飯は、週の半分は私と2人。残りの半分はばあばと3人。ばあばがいてくれるとみんなで「一緒にご飯」という感じになるけれど、2人のときはなかなか忙しくて自分の分が用意できず、緑の残りのおかゆを一緒に食べて済ましていた。

するとある日、突然食べるのを拒否しだした。嫌そうに口に入れるも、もぐもぐしない。口を開けさせると、飲み込まずにびっしりと口の上側にはりつけていたのだった。忘れもしない、その日のメニューは鯛。口の上が真っ白い身で埋め尽くされていてぎょっとした。もごもごやっているうちにはがれてきたのか、のどを詰まらせてせき込み、「もう無理です!!」とでも言いたげに、顔を真っ赤にして大泣き。おいおい、昨日まで飲み込んでたやないか。

もうその日はすっかり落ち込んでしまった。せっせと準備したのにあんなに嫌そうにされてしまったがっかりと、このまま食べなかったらどうしようという心配。はあああ~。

とりあえずネット検索。あれこれ個別のアドバイスがいろいろあったけど、どのアドバイスの最後にも、「大人が楽しそうに食べているのを見ることで食事に興味をもつ」というような言葉が目に留まった。本当に何にでも書いてあるので、常套句というか、見逃していた。しかし追い詰められた夜中、パソコンの白い光を見つめてふと私たちの食事風景を振り返ってみた。

まだ母乳しか飲んでいなかった頃。今に比べれば余裕があって、お昼ご飯はしっかり食べていた。緑が泣けば抱っこしながら。そうこうしているうちに、緑は私が食べているところを手を止めて凝視するようになっていた。間違いなく、「食べることに興味を持って」いた。そうして始まった離乳食。人並みに嫌がりはしたけれど、毎日少しずつ食べられる量が増えていった。そうなるとこちらは、離乳食作って並べて、ちょびっと食べたらおっぱいやってミルクやって、となって、すっかり自分のご飯を準備する余裕がなくなって、緑のために炊いたお粥を離乳食の合間につまんでいた。「別にそれで食べるとこ見てるじゃん」て思って。

でも、そうか。それじゃだめなのだ。緑は午後6時くらいにはすっかり寝てしまうので、店を閉めた後11時頃始まる、私晩御飯を見たことがない。朝ごはんはちょっとしたものをかじったりかじらなかったり。唯一私が食べているのを見られるのがお昼ご飯だった。それなのに大人の私が緑のお粥の残りしか食べてなかったら?「母ちゃんはご飯食べてないのに、なんで僕にだけ無理やり食べさせてくるの!!」と思ったに違いない。

大人はちゃんと大人のご飯を食べなければならないのだ。忙しくても、なんでもいいからちゃんと自分の分を用意するようにして、離乳食をやりながら一緒に食べた。無理に「楽しそうに」はしていないけれど、それ以来大幅に後退することはなく、毎日しっかり食べてくれている。

初めての赤ちゃんとの暮らし。心配や不安もあるし、ペースが合わずにいらついたり悲しくなったりすることもある。でも多分ご飯だけじゃなくて、暮らしのすべてを、ちゃんと大人らしく、私らしく生きなければならないのだ。そうでないと、私を一番の見本にしている緑が迷ってしまう。

忙しくてもちゃんとご飯食べるのが、結局は体にもいいしね!




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最近の添い寝スタイル

 いろいろな寝方を経て、最近は仰向けになった私にのっかるか、小脇に抱えられて眠る、のどちらかになった。ときどき思い出したように寒くなる5月。眠くなってぽかぽかの緑を小脇に抱えて、タオルケットをかぶるとなんとも心地よい。